地域貢献エピソードでは,くらしの相談窓口に寄せらせた相談事例の一部をご紹介しています。
(*事例は個人が特定されないよう,一部改編しています。)
case.1
施設利用についての相談
- 相談者
- Aさん(女性)
- 相談内容
- 現在,母親(70歳代)が骨折のため入院中。
今後,在宅での生活が難しいため,施設利用を考えているが,どのような,手続きをすればいいのか教えてほしい。
- 対応・支援
- 介護保険の申請について,手順を詳しく説明し,希望されている自宅近くの施設を紹介する。
case.2
成年後見制度の利用について
- 相談者
- Bさん(女性)
- 相談内容
- 脳梗塞を発症後,在宅で生活していた父親(70歳代)が施設に入所。
しばらくして,施設の利用料を滞納していると連絡があったため,通帳を確認すると使途不明金があり,金銭管理ができていないことが分かった。
施設の職員から,金銭管理について親族または第三者が行ったほうが良いのではないかと提案され,とりあえず,Bさんが金銭管理をしている。
しかし,本人はBさんが通帳を管理していることについて納得していないため,成年後見制度の利用等を検討している。手続きについて教えてほしい。
- 対応・支援
- 福祉サービス利用援助事業(かけはし)及び成年後見制度(後見・保佐・補助類型)について説明。
成年後見制度の利用については,まず,主治医に相談し,本人が後見類型相当であれば本人の同意がなくても親族が申立をすることができ,保佐・補助類型であれば,申立には,本人の同意が必要であるため本人が納得したうえで進める必要があることを説明する。
case.3
デイケアの利用を本人が拒否
- 相談者
- Cさん(女性)
- 相談内容
- ご主人(70歳代)が,身体機能の低下があるため,リハビリも兼ねてデイケアの利用をしてほしいと思っている。
しかし,本人はサービスの利用を拒否しており困っている。
- 対応・支援
- 介護保険制度について説明する。
併せて,介護保険の申請や相談先として居住地域の包括支援センターを紹介。Cさんの承諾を得て,包括支援センターから直接,Cさんに連絡してもらうように依頼。
case.4
ゴミ(庭木)の処分について
- 相談者
- Dさん(男性)
- 相談内容
- 一人ぐらし(90歳代)。
庭木の剪定後に出たゴミ(庭木)の処分について困っている。
他にも聞いてみたが断られた。
高齢であるため,一人で処分することが難しい。
処分する庭木の量は軽トラの半分くらいある。
- 対応・支援
- 実際に処分する庭木の量を確認するため自宅に伺う。
処分する庭木の量は,多くなく一般ごみとして出せる量だったので,近所の方にお願いし,ゴミの収集日に対応してもらった。
担当民生委員とも情報を共有し連携しながら対応する。